東京都の郷土料理|(選定料理)深川丼
- 味噌汁ぶっかけ丼。ササッと手早く栄養補給に -

農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた東京都の郷土料理。
アサリやハマグリ、ねぎ、油揚げなどで作られる味噌汁をご飯の上にぶっかけて作られる「深川丼」。同じ材料で作られる炊き込みご飯「深川飯」も存在します。
江戸時代、深川(現在の江東区)は海に面しており、貝の好漁場でした。船上で手軽に食べられる栄養補給食として、漁師が作りはじめた「深川丼」。庶民の味としても、酒や大根を加えるなど、家ごとの工夫が行われ親しまれていました。
現在では、清澄白河や門前仲町あたりで、深川丼を提供する料理店が立ち並びます。
深川丼のレシピ分量:3人前 |
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1. 長ねぎを縦半分に切り、それぞれ1.5cm幅の斜め切りにする。ボウルで材料内[A]をあわせ、ペースト状になるまでまぜる。 ![]() ![]() 2. 鍋で湯を沸かし1のあわせ味噌を溶かし、軽く煮立ててアルコール分を飛ばす。 3. 2にアサリと長ねぎを入れて皿に煮立たせる。細かい泡が吹くまで強火、その後は中火に。長ねぎがしんなりしたらご飯をにかけ、きざみのりをのせて完成。 ![]() ![]() 調理のコツ
殻つきのアサリを用いる場合は、水洗いし、ひと晩塩水(3%)に浸け砂抜きをしておきましょう。総量の1/10ほどの水とともに火をかけ、殻が開いたものから鍋より外し、スプーンで身を取って使用します。アクをとった煮汁は手順2で加えてください。
季節により長ねぎがかたい場合は4でアサリより先に火にかけてください。アサリは火を通しすぎるとかたくなるので気をつけましょう。
ご飯はちょっとかために炊くと、より美味しく召し上がれます。
しっかりと混ぜてから食べるのが漁師流です。
深川宿 店主 日東寺隆美
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レシピ協力“深川宿本店”
清澄白河駅よりすぐ、清澄庭園向かいの路地を一つ入ると、下町風情の残る通りがある。
その通り沿いにあるのが深川宿(ふかがわじゅく)だ。
漁師めしを起源にもつ深川丼、江戸時代には寿司、てんぷらと並び屋台で食べることが出来たと言う。深川庶民の味である。
船上レシピを現代へ復刻。下町育ちの主人があさりと味噌にこだわり、深川丼の味を伝える続ける。
厳選あさりで味わう深川漁師めし
東京都江東区三好1-6-7 深川江戸資料館前
最寄り駅: | 都営大江戸線 清澄白河駅 4分 |
電話番号: 03-3642-7878
営業時間: 11:30~17:00
平均予算: 2,000円
定休日: 月 ※月が日祝の場合は翌火休
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