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埼玉県の郷土料理(選定料理)冷汁うどん

- 第6回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦優勝! -

冷汁うどん

 農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた埼玉県の郷土料理。

 味噌とゴマ、お好みで砂糖を加えすり鉢ですったものに、きゅうりとなす、しそやみょうがなどの薬味を入れ、冷たいだし汁か水でのばしたつゆに、うどんをつけて食す郷土料理です。川島町地域では「すったて」ともいわれています。

 忙しい農作業の合間や食欲がない時でも手軽に食べられる栄養食として広まったのが起源とされています。最近では珍しくなりましたが、旧家ではお盆に親戚一同が集まり、宴席の最後のしめに食されていました。

 平成22年に開催された「第6回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦」で優勝したことから、提供店が増えました。


冷汁うどんのレシピ

 分量:4人前
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金ごま1/2カップ
万能ねぎ2本
大葉5~6枚
きゅうり2本
砂糖40g
白みそ150g
だし汁60ml
冷水600ml
1.
金ごまをフライパンで炒り、粗熱をとってから薬剣で細かくなるまでよくすり込む。
※薬研を使用しない場合は、炒った金ごまをすり鉢に入れてすり込んでいく。
2.
万能ねぎ、大葉をみじん切りにしてすり鉢に入れ、すりこぎを使ってよくすり込む。
3.
2に1のすりごまを加え、さらにすり込む。
※薬研を使用せず、すり鉢で作る場合は、すり鉢で金ごまをすった後、みじん切りにした万能ねぎを大葉を加え、さらによくすり込む。
4.
3に砂糖を加え、なめらかにしっとりとするまでよくすり込んだら、白みそを加えて、さらによくすり混ぜる。
5.
きゅうりをつき、4に加えたら、すりこぎで軽く混ぜる。
6.
5にだし汁と冷水を少しずつ加え、よくかき混ぜたら完成。
7.
まずはうどんで、しめはご飯で食べるのがオツな食べ方。
調理のコツ
冷汁うどんは、農家の知恵の詰まった食べ物。ごまの「セサミン」、大葉の「殺菌作用」、ネギの「ビタミン」、味噌の「タンパク質」、きゅうりの「清涼感」、どれも暑い夏を乗り切るには必要なものばかり。昔から、この地域では小麦が良く取れ、中山道小麦(農林61号)が有名なので、農作業の合間にささっと手軽に食べるものとして生れた様です。各家庭ごとに作り方や味が異なる料理ですが、ネギは“万能ねぎ”、砂糖を加えて少し甘くするのが我が家流。 美味しく作るポイントは、「ごま」を炒りすぎない。昔から「ごまは3回はねればいい」と言われています。炒ったごまは、”薬研”と言う、100年以上前から伝わる漢方を煎じるのに使っていた道具ですり込むと、香りがより一層引き立ちます。また、きゅうりを”切る”のではなく、”つく(=薄くスライス)”のもポイント。冷たい井戸水を使えば、出汁も必要ないんですよ。しめはやっぱりごはんですね。
渡部さん

レシピ協力“桶川市べに花ふるさと館

桶川市べに花ふるさと館

約100年前の姿が残る母屋がお店。今ではめったに見ることのできない大黒柱や縁側があり、どこか懐かしく心がほっと和む「実家」の雰囲気を残す。

店のきりもりから、イベント運営などを行う施設のスタッフは、なんと全員が60歳以上というから驚きだ。蕎麦打ちや陶芸、木工、染色などの企画が工房で開催されたり、「ふるさとの文化」を大人から子どもへ伝えるイベントが様々行われる。店自慢の”手打ちうどん”は、ここ桶川地方で、冠婚葬祭などの際に昔から多くの家庭で「手打ちうどん」が供されていたという背景もあり、地元の文化に触れることができるのも魅力のひとつ。

きっと、あなたも心からのおもてなしの虜になること間違いなし。心もお腹も満たされに、是非何度も訪れて頂きたい。

( 交通手段 )

●JR高崎線「桶川駅」徒歩35分

●桶川駅よりバスにて15分

市内循環バス「東23」/「べに花ふるさと館前」下車0分

朝日バス「細谷経由菖蒲車庫行」/「天神入口」下車徒歩3分


「おかえりなさい」の声がする、心のふるさと。

桶川市べに花ふるさと館

埼玉県桶川市加納419−1

最寄り駅:

JR高崎線 桶川駅 35分

電話番号: 048-729-1611

営業時間: 11時~21時(L.O 19時30分)

平均予算: 750円

定休日: 毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は、翌火曜日が休館となります。)


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