鹿児島県の郷土料理(選定料理)きびなご料理

- 鮮度が口の中で踊る銀色の小魚、楽しみ方色々! -

きびなごの刺身

農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた鹿児島県の郷土料理。

 きびなごとはイワシ科の8cm程の小魚です。酢みそで食す刺身、塩焼や天ぷら、煮付け、揚げ物、汁物など、様々な調理方法で味わうことができます。中でも、菊の花をかたどって盛りつけられる刺身「菊花造り」は、鹿児島県の郷土料理を語る上では欠かせないもてなし料理。

 きびなごが多く水揚げされることから、当地で多くのきびなご料理が根付いたとされます。

 地域によって料理方法は様々で、枕崎や種子島ではすき焼きにきびなごを入れるなど、産地ならではの調理法が多様にあります。


きびなごの刺身のレシピ

 分量:1人前
きびなご12~15枚
つま適量
大葉適量
おろし生姜適量
あさつき適量
1.
下処理をする。
きびなごを2~3回流水で洗い、氷の上にあげておく。
頭を落とし、腹を開き、ワタを取り出し、手開きにする。
再び流水で洗い水気をよくきる。
2.
尾の方から3分の1ほどのところで折り曲げ、盛り付ける。
手前に、つま、大葉、おろし生姜、あさつきを添えて完成。
調理のコツ
きびなごは、色がきれいな魚なので、刺身にして目で楽しむこともできる。海の荒れている日は取れない魚で、鹿児島の湾をなす地形によってもたらされ、他の地域では取れない貴重な魚です。 刺身の場合、ムナビレの触感が気になる人は、手順1でムナビレも取ってしまって下さいね。 また、手開きにして取った骨は、から揚げにすると美味。
店長 東 / 調理場責任者 山本