鹿児島県の郷土料理(選定料理)つけあげ

- みんなが知っている郷土料理、つけあげ(さつまあげ) -

自家製つけあげ

 農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた鹿児島県の郷土料理。

 魚のすり身と野菜を使った揚げ物料理です。

 琉球(現在の沖縄県)に魚肉のすり身で作るチキアギという揚げ物料理があり、江戸時代にこの料理が薩摩に伝わったのがつけあげの発祥といわれています。鹿児島県でよく食されていることから、「さつまあげ」とも呼ばれています。鹿児島県近海では、イワシやトビウオ、エソなどの様々な魚が水揚げされることから、種類豊富なつけあげが作られています。

 現在では鹿児島県を代表する郷土料理として、全国各地で食されています。


自家製つけあげのレシピ

 分量:6人前
いわし200g
さば200g
にんじん 70g
にら50g
玉ねぎ100g
ごぼう80g
長ねぎ40g
長いも50g
しょうが20g
木綿豆腐200g
1個
[A]
しょうゆ小さじ2
みりん小さじ1
小さじ1
砂糖45g
片栗粉150g
小麦粉80g
10g
1.
いわしとさばをそれぞれ三枚おろしにした後、一口大に切る。
泥を落としたごぼうを約2cm幅に乱切りし、あく抜きをする。
長ねぎとにんじんを約2cm幅に乱切りする。
にらをみじん切りにする。
玉ねぎを一口大に切る。
長いもは皮をむき、約1/4に切る。
木綿豆腐を水抜きする。
2.
下記の材料を、それぞれ別々にフードプロセッサーに入れる。
(ごぼう、長ねぎ、にんじん、にら、玉ねぎ、皮をむいていないしょうが、木綿豆腐)

器に移す。

※水気がでない程度に。


3.
いわしとさば、長いもをフードプロセッサーに入れ、ペースト状にする。
2が入っている器に入れ、材料内【A】と卵を混ぜ合わせる。
混ぜ合わせたものを、冷蔵庫に約30分間入れておく。

※粉っぽくならないよう、まんべんなく混ぜ合わせる。
※砂糖は、煮物でよく使われる三温糖で作る方がうまみが出るのでお薦め。

4.
油をぬった手に、3を約100g取り小判型に成型する。
揚げる時の型崩れを防ぐため、フライパンに油をひき、片面を弱火で焼いて形作る。

150℃の油できつね色になるまで揚げて完成。
お好みで、おろし生姜としょうゆをつけて頂く。

※揚げている時、途中でひっくり返して下さい。
※揚げる時間は約1分30秒が目安です。
※九州の甘めのしょうゆとの相性は抜群です。