福岡県の郷土料理(選定料理)辛子明太子

- 辛くて甘くて、クセになる。ご飯との相性は抜群! -

いわし明太

農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた福岡県の御当地人気料理。

 塩漬けしたスケトウダラの卵巣を唐辛子を中心とした調味料に漬け込んだ福岡の定番のお土産品。唐辛子を使って漬け込む調理法は朝鮮が起源といわれています。

 辛子明太子の発祥は、戦時中に日本と朝鮮の交通の要所だった福岡に朝鮮から辛子漬けのスケトウダラの卵が輸入されたのが始まりとされています。福岡名物として全国に知られたのは昭和50年、山陽新幹線が博多駅まで開業した際に博多の名産品として広まった為です。

 現在ではおにぎりの具材はもちろん、パスタのトッピングなどとしても好まれています。


いわし明太のレシピ

 分量:2人前
いわし40g
明太子15g
焼き海苔1/4枚
天ぷら衣適量
1.
焼き海苔にいわしをのせて、海苔からはみ出したいわしの両端を切る。海苔の上のいわしを約1/2の厚さにおろす。1/2の身と切り落とした両端を海苔にのせる。

※焼き海苔の大きさ、手巻き寿司サイズが目安。 
※海苔全面にいわしをのせずに、海苔の片端を約1cmあけておいて下さい。
2.
1の中央に明太子をのせる。いわしをのせていない側(片端1cmあけている側)に向かって巻く。揚げた時に形が崩れないように、約5分間置いて形を安定させる。
3.
天ぷら衣にくぐらせ、180℃の油で約3分間揚げる。5等分してお皿に盛り付けて完成。
調理のコツ
明太子の量を少なめにして、たっぷりのチーズとしその葉を添えて作るのもお薦め!上手に揚げるコツは、いわし明太をそっと油に入れることと、自然と上にあがってくるタイミングで油から取り出すことです。芋焼酎の肴にもピッタリですし、お子さまにも喜ばれる一品だと思います。
博多いずみ田 中目黒店 店主 溝口