高知県の郷土料理(選定料理)かつおのたたき

- 高知県の県魚は、旬の楽しみ方が二刀流! -

かつおのたたき(ごま味噌和え)

 農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた高知県の郷土料理。

 カツオの表面を焼いて分厚く切り、ミョウガやニンニク、ネギなどの薬味をのせて食します。初夏、若葉の頃の上り鰹(初鰹)は香り。秋、下り鰹(戻り鰹)は脂ののり。年に2回の旬を楽しめます。

 カツオは傷みやすいことから、昔は生食禁止令が出されていました。それでも生のカツオを食べたい土佐(現在の高知県)の人々が、表面だけを焼いて中は生のカツオを「焼き魚」として食べはじめたのが発祥と伝わります。

 地域ごとに作り方や薬味が少しずつ違い、炙ったのち氷水に浸すか否か、冷まして食すか、塩だけか、酢と酒をかけるだけか、ポン酢をかけるかなど食べ方は様々です。土佐を代表する郷土料理です。


かつおのたたき(ごま味噌和え)のレシピ

 分量:2人前
かつお120g
大根適量
にんじん適量
キャベツ適量
きゅうり適量
万能ねぎ適量
長ねぎ適量
紅たで適量
[ごま味噌]
麦味噌大さじ1
煮切りみりん大さじ3
すり胡麻大さじ2
練りごま大さじ1
おろしにんにく適量
しょうが適量
1.
かつおを炙ります。皮に色が付いたら氷水で冷まし、布巾でくるみ水気を切ります。
2.
材料内[ごま味噌]をすべてまぜあわせ、ごま味噌を作ります。1のかつおを切り、ごま味噌とからめます。
3.
1のかつおを切り、2のごま味噌とからめます。
調理のコツ
かつおのたたきは炙ったかつおを薬味で食べるのが基本ですが、今回はごま味噌と絡めた料理を紹介致しました。かつおは炙った後、氷水で冷まさず味噌とまぜあわせても良いです。風味が残りまた別の味わいとなります。ゆず、またはすだちを加えても美味しく召し上がれると思います。お酒はやはり日本酒が合います。四国のお酒とともにお試し下さい!
瀬戸内 鶴姫 料理長 垂井