東京都の郷土料理(選定料理)くさや

- 塩が貴重だから生まれた栄養分豊富な「くさや液」 -

くさや

 農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた東京都の郷土料理。

 伊豆諸島の特産品である「くさや」。江戸時代に生産がはじまったとされます。当時は生活に欠かせない貴重な塩を年貢として幕府に納めており、そのために魚の塩漬けは塩水を繰り返して使っていました。その塩水に魚の成分が蓄積して発酵し、独特の風味が加わった「くさや液」。これにムロアジやトビウオなどを漬けこんだ後、天日干ししたのが「くさや」です。

 現在でも新島、八丈島、伊豆諸島で盛んに作られています。


くさやのレシピ

 分量:1人前
くさや適量

(お好みのものを)
しょうゆ適量
マヨネーズ適量
レモン適量
1.
ガスコンロを暖めてから弱火にし、くさやの干物を入れます。様子を見ながらひっくり返します。
2.
表7:裏3で、焦がさないように気をつけて、焼き上げます。
3.
コンロからくさやを取り出し、酒・しょうゆ・マヨネーズ・レモンなど、お好みのものと一緒に頂きます。