千葉県の郷土料理なめろう

- 新鮮な魚でぜひ楽しみたい! -

アジのなめろう

 千葉県民に人気の郷土料理「なめろう」は魚のたたき料理です。あまりの美味しさに皿をなめてしまうことからその名が付きました。

 漁師料理としてうまれ、アジ、サンマ、イワシ、トビウオなどで作ります。県内南部の飲食店でよくみられる料理です。

 なめろうの形を整えて焼くと「さんが焼き」になります。漁師たちが山へ仕事に行くときに、アワビの貝殻になめろうを入れて、山の家で焼いて食べたことから、「山家(さんが)焼き」と呼ばれるようになりました。


アジのなめろうのレシピ

 分量:4人前
アジ
(刺身用)
5~6尾
長ねぎ1/2本
しょうが1片
しその葉5枚
味噌大さじ1
1.
アジは刺身用または3枚におろし骨と皮をとり細切りにした後に包丁でたたきます。
2.
長ねぎ、しょうがはみじん切りに、しその葉はせん切りにします。
3.
1と2をまぜあわせてから味噌を加え更にたたきます。お好みで小口切りにした万能ねぎやレモンを添えます。
調理のコツ
漁師がうんだ知恵の料理は千葉県民に人気の一品です。新鮮な魚を手に入れてぜひお試しください。魚をよくたたくと口当たりがよくなります。日本酒との相性は抜群です。 アワビの貝殻の中に油をひき、なめろうを入れて、オーブントースターで焦げ目が付くまで焼いたら「さんが焼き」の完成です。貝殻の代わりに、アルミホイルでも代用できます。お好みでしその葉をのせて焼いて下さい。
千寿恵 店主 石橋ちず江