青森県の郷土料理|(選定料理)せんべい汁
- モチモチとした食感がたまらない。鍋のうまみがせんべいに凝縮 -
農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた青森県の郷土料理。
鶏肉などでだしを取ったスープにごぼうやにんじん、きのこなどの旬の食材を入れ、しょうゆで煮立てたものに南部せんべいを割り入れた鍋料理。せんべいは鍋専用の溶けにくいものを用います。だしの色とうまみがたっぷりと染み入った南部煎餅の麸のような食感と歯ごたえが人気。
発祥は諸説様々ですが、江戸時代から作られているものだといわれます。
現在では料理用の南部せんべいをすき焼きなどの鍋料理に用いる事もあり、幅広い食べ方で愛され続けているようです。
せんべい汁のレシピ分量:4人前 |
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1. 材料を仕込みます。大根とにんじんは皮をむき、半月または銀杏切りに。ごぼうは水で洗い、長さ4cm幅2mm程度の斜め切りに。こんにゃくはひと口大に手でちぎり、水から茹で、沸騰後水にさらしておきます。鶏もも肉はひと口大に切っておきます。長ねぎは長さ4cm、幅1mm程度の笹切りにし、水によくさらした後、水気を切っておきます。 2. 鍋に大根、にんじん、黒板こんにゃく、ごぼうを入れ、だし汁を入れて強火にかけます。 3. 2が沸騰したらあくを取り、鶏もも肉を入れ、料理酒を加えます。 4. 3が沸騰したら中火に落とし、約5分、あくを取りながら煮ます。 5. 4に本みりん、濃口しょうゆを入れ、再度沸騰したら南部煎餅を割り入れ、5~6分煮ます。 6. 5を器に盛り、笹切りにした長ねぎを上に盛りつけたら完成。南部煎餅は少し芯が残る程度が食べ頃です。 調理のコツ
鶏もも肉の代わりに魚(沖さばなど)、豚肉、鶏のつくねなどを用いてみたり、野菜の種類を増やすなど、各家庭でアレンジしてみて下さい。だし汁に「本だし」を用いる場合は、濃口しょうゆの量を10cc減らして下さい。南部煎餅は形が崩れやすいので少し大きめに割り入れるのがポイント。ごぼうは皮を残すと香りが残るのでオススメです。余った南部煎餅はお味噌汁などに使用してもまた楽しめるのではないでしょうか。北海道、東北地方の名産品「三升漬(さんしょうづけ)」が手に入る場合は、鍋に加えると相性の良いアクセントとなります。お好みの飲み物(お酒)とともにお楽しみ下さい!
みちのく地鶏旅 新橋シャモロック酒場 担当 山田
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