レポート開催報告

10/10/13

日本・郷土味めぐり 千葉県編

日本・郷土味めぐり 調布市民への生涯学習を推進するちょうふ市民カレッジからの依頼を受け、企画・監修を手がけた郷土料理教室「日本・郷土味めぐり」が開講いたしました。
 10月13日(水)調布市、ちょうふ市民カレッジにて郷土料理教室「日本・郷土味めぐり」の第一回目が開かれました。初回は「千葉県」をテーマに、講師に千葉県で郷土料理を30年に渡り提供されている食事処「千寿恵」の店主 佐野さんを迎え、一般参加者20名が「太巻き寿司」と「いわしのつみれ汁」の作り方を学びました。

日本・郷土味めぐり 千葉県編 - 講師紹介 -

佐野千寿恵さん - 千葉県千葉市の郷土料理店「千寿恵」店主 -
利酒師、食育栄養インストラクター、ワインソムリエの資格を持たれ、幅広い見識のもとで千葉県の郷土料理の伝承につとめておられます。お店では定期的に郷土料理教室を主宰されています。

猪野弘子さん - 「千葉伝統郷土料理研究会」東京支部長 -
食育にたずさわる市川市の学校栄養士や調理士が集まり結成された団体、「千葉伝統郷土料理研究会」に所属されてます。太巻き祭り寿司を中心に、小中学生及び保護者を対象とした料理講習会など、千葉県の食文化の伝承につとめておられます。

当日のメニュー紹介

1.太巻き寿司

海苔または卵焼きの上で酢飯やかんぴょう、しいたけ、にんじんなど、季節の野菜や魚を巻いて作られる太巻き寿司。花や動物など、様々な絵柄を色鮮やかに描き出すのが特徴です。古くは江戸の台所と言われた千葉県の、豊かな食を祝うごちそうとしてうまれ、現在も冠婚葬祭やもてなしの席など、人の集まる席で食されています。技術の伝承を目的として太巻き寿司の講習会も開かれ、その作り方(巻き方)が受け継がれる太巻き寿司。鮮やかな絵柄と栄養価の高さから、子供たちのお弁当としても大人気です。

2.いわしのつみれ汁

いわしは暖流にも寒流にも生息し、千葉県の名物料理として、いわしのゴマ漬け、なめろう、さんが焼きなど様々ないわし料理が伝えられています。いわしは鮮度が落ちやすいことから、「よわし」が訛ったといわれ、漢字で魚偏に弱いと書いて「鰯(いわし)」と読ませます。いわしは真いわし、うるめいわし、かたくちいわしなどの種類があり、それぞれの味わいがあります。千葉県銚子を中心とする九十九里浜一帯はいわし日本一の水揚げを記録し、この土地に伝えられるいわし料理は数十種類以上におよんでいます。 いわしのつみれ汁はそのなかでも手軽に食せる人気の料理として、現在も作り続けられています。

1.太巻き寿司

郷土料理教室第一弾は、千葉をテーマにスタート
「太巻き寿司って?」
「そもそも郷土料理って?」
皆さんの期待、熱気とともに郷土料理教室が始まりました。
太巻き寿司を担当する猪野さんは、千葉伝統郷土料理研究会の活動で何十年もの間、太巻き寿司の伝承活動をされています。
少し複雑にみえる太巻き寿司の巻き方ですが、軽快なトークとともに作る楽しみを教えてくれます。

初の太巻き寿司?
「こんなに凝ったものが出来るのかしら?」
「巻くのが初めて!」
他県の郷土料理を作ることは初めてという方が大半。
太巻き寿司を巻きながら、料理がうまれた背景などを学びます。

参加者独自の工夫も
「家でも上手に巻きたい!」
「もっと綺麗に巻く工夫は?」
家庭で再現する際のコツを先生へ質問される方も沢山います。

農民の知恵からうまれた料理
「お米一粒も残さないように巻いていきましょう。」
太巻き寿司は、畑から山からとれたものを余さずに食す、単体での栄養価も高いとされる料理。
「太巻き寿司」には豊食を祝い、食べ物を無駄にしないという想いがこめられています。

作る喜び?鮮やかな切り口に感動
卵焼き、野沢菜、山ごぼうに、ご飯、複雑な工程を巻き終えて最後に包丁を入れます。
各テーブルからは参加者のどよめきが起きます。
「とても綺麗!」
「先生と同じように出来ました!」
切り口にあらわれたのは鮮やかに描かれる「花つばき」の模様。
太巻き寿司を作る醍醐味のひとつです。

当日の様子を動画で(公開は終了致しました。)

ページ2 いわしのつみれ汁に続きます。

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