沖縄県の郷土料理(選定料理)ゴーヤーチャンプルー

- チャンプルー文化が生み出した?夏バテ防止食 -

ゴーヤーチャンプルー

 農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた沖縄県の郷土料理。

 ゴーヤーと島豆腐、野菜、豚肉などを炒めた郷土料理です。

 チャンプルーとは、料理における炒め物をさします。ビタミンCが豊富で夏バテに効果的とされるゴーヤーは、農家の畑ではもちろん、一般家庭の庭先でも栽培されており、沖縄県民から愛されている夏野菜です。

 ゴーヤーチャンプルーをはじめ、麩で作るフーチャンプルーや素麺で作るソーミンチャンプルーなど、沖縄県には多くのチャンプルーが存在します。


ゴーヤーチャンプルーのレシピ

 分量:2人前
ゴーヤー1本
ポーク缶詰100g
(豚こま肉かシーチキンで代用可)
1個
木綿豆腐半丁
適量
適量
うまみ調味料少々
(だしの素で代用可)
白だし少々
しょうゆ少々
1.
熱した油の上によく水気を切った木綿豆腐をちぎって入れ、強火で約2~3分、薄くきつね色になるまで両面を焼き付ける。
2.
細長く切ったポークを入れ、豆腐と一緒に強火で約2~3分炒める。
3.
3mm幅に切ったゴーヤーを入れ1分程度炒めたら、水で5~10倍程度に薄めた白だしをおたまの半分量入れ、必ずふたをして中火で約3分待つ。
4.
ふたをとり軽くかきまぜ、フライパンを傾けて余分な汁気を捨てる。塩とうま味調味料で味を調え、香り付け程度にしょうゆを軽くたらして全体の味を確かめる。溶き卵をフライパンの周りから全体にかけ、火を消す。ふたをして約1分間蒸す。
5.
ふたを取り、器に盛り付けて完成。
調理のコツ
ポークの代わりに豚こま肉やツナで作っても美味しいですよ。泡盛を少量入れて炒めると風味がよくなります、ぜひ試して下さい。ゴーヤーの苦みが苦手な方は、だしを多めに入れて炒めると食べやすいと思います。ゴーヤーチャンプルーにクーブイリチー(昆布の炒め物)、島らっきょ、そして泡盛の水割りがあれば最高ですね。
ぱいかじ 銀座三丁目店 料理長 西原