宮崎県の郷土料理(選定料理)チキン南蛮

- 甘酢とタルタルで食べる鶏料理。ご存知「チキン南蛮」 -

チキン南蛮

 農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた宮崎県の御当地人気料理。

 衣をつけた鶏肉を揚げ、あつあつのところで甘酢のタレにからめ、タルタルソースをかけて食す全国的に有名なご当地料理です。
 
 現在主流となっている、タルタルソースをかけるチキン南蛮は、昭和31年に開業した食事処「おぐら」の甲斐義光氏が考案したといわれています。「南蛮」と名付けられたのは、魚の南蛮漬けが原型であるためと伝わります。

 宮崎県ではニワトリの飼育が盛んで、岩手県と鹿児島県をあわせた3県で全国のニワトリ出荷量の約半分をしめます。

 現在では発祥の地である宮崎県延岡市が町ぐるみでチキン南蛮を全国にアピールしています。


チキン南蛮のレシピ

 分量:4人前
鶏の胸肉600g
3個
適量
こしょう適量
揚げ油適量
[南蛮甘酢]
濃口しょうゆ200cc
薄口しょうゆ200cc
みりん100cc
400cc
砂糖400g
3g
七味8g
[タルタルソース]
マヨネーズ200g
砂糖20g
トマトケチャップ15g
ゆで卵1個
キュウリ100g
玉ねぎ100g
1.
下準備をします。鶏肉に塩、コショウをふり、材料内[南蛮甘酢]を火にかけ一度沸かします。材料内[タルタルソース]を作ります。ゆで卵、きゅうり、玉ねぎはみじん切りしておき、きゅうり、玉ねぎを塩もみしてから水洗いし絞っておきます。マヨネーズ、砂糖、ケチャップを入れまぜあわせたものにゆで卵、きゅうり、玉ねぎを入れまぜあわせます。
2.
鶏肉に小麦粉をまぶす。
3.
全卵の溶き卵に鶏肉を通す。
4.
溶き卵をつけたまま、油に入れる。この時に、溶き卵のかすをすくい上げておく。油は170℃です。
5.
5分から7分で揚がります。
6.
揚がったら南蛮酢に30秒程漬け込みます。
7.
汁気を切り皿に盛り付けます。タルタルソースをかけて出来上がりです。
調理のコツ
調理のポイントは溶き卵をつけて揚げる際に揚げ過ぎないこと。ふんわり感を無くしてしまいます。使用する鶏肉は胸、もも、好みの方を使ってください。宮崎産のブランド鶏肉でもぜひ一度お試しください。鶏肉の代わりに他の食材、たとえば白身魚やエビなどの魚介類、ナスやカボチャの野菜類、または豆腐などでも違う食感の南蛮が出来ます。
おぐら旭ヶ丘店 店長 林田