長崎県の郷土料理(選定料理)卓袱(しっぽく)料理

- 別名「和華蘭(わからん)料理」。その名の由来とは? -

卓袱(しっぽく)料理

 農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた長崎県の郷土料理。

 長崎県独自の発展を遂げた、和(日本)、華(中国)、蘭(オランダやポルトガルなどの西洋)料理を円卓に並べ、取り分けながら食べます。古くから国際港として栄えた長崎が育んだ国際色豊かな料理です。影響を受けた国の名前をとり、別名「和華蘭(わからん)料理」とも呼ばれています。

 江戸時代から異国との接点が多かった長崎では、当時禁止令の出ていた食肉も文化として残っており、卓袱料理に欠かせない豚の角煮などもこれに由来します。ちゃぶ台はこの卓袱料理の卓が起源になったともいわれています。


卓袱(しっぽく)料理のレシピ

 分量:2人前
お鰭・おひれ
(吸い物)
刺身
湯引き
香の物
豚の角煮
大鉢
煮物
ご飯
水菓子
梅椀
(しるこ)
1.
円卓を囲み・大皿に盛られた各国の料理を直箸で楽しむ料理です。
2.
お鰭から梅椀まで、順に食卓に運ばれてきます。
3.
冠婚葬祭のお祝い事に上下の隔てなく料理を楽しみます。