佐賀県の郷土料理(選定料理)呼子イカの活きづくり

- 鮮度、早技あっての郷土料理 -

呼子イカの活きづくり

 農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた佐賀県の郷土料理。

 呼子産のイカを手早く活きづくりにします。早技によって、身が透明な状態でお皿に盛り付けることができます。

 佐賀県の北に位置する呼子の港は、江戸時代から昭和中期まで捕鯨基地として栄えていました。

 現在では玄界灘で水揚げされるイカの町として知られ、多くの人でにぎわう港町です。


呼子イカの活きづくりのレシピ

 分量:1人前
活きてる剣先イカ200~220g
わさび適量
つま適量
1.
塩水よりイカを取り出します。取り出したイカは、5分くらい触らずに放置すればスミを吐きにくくなります。

※今回は当社商品「活きてるまんま」を使用し、イカのさばき方をご紹介いたします。
2.
片側だけ背にそって切り開きます。その後、内臓を取り出し、背骨や両耳(エンペラ)を残すように身を切り離します。
3.
身についている皮をはがします。タオルや軍手を使えばすべらず楽にはがせます。その後、軽く水洗いをします。あまり洗い過ぎると甘味が弱くなるので注意してください。
4.
身の部分は収縮しないように軽く切り筋を入れ、食べやすい適当な大きさに切ります。先ほどの背骨両耳を残した姿のままお皿に盛り、その上に切身をのせます。
5.
わさび、ツマを添えて出来上がりです。
調理のコツ
さばく時は手早く、イカの切り筋は丁寧に入れることがポイント。身はそのまま刺身で食べるのがおすすめです。透明感と適度な歯応え、そして最高の甘味を堪能してください。下足、両耳(エンペラ)は刺身、塩焼き、天ぷら、煮付けなどお好みでお召し上がり下さい。活きた剣先イカの上品な甘味はどんなお酒にも合います。あえて言うなら、刺身は日本酒や冷酒やワイン、下足天ぷらはビールにとても合います。
いか道楽 代表 宮本