大阪府の郷土料理(選定料理)お好み焼き

- 起源は「一銭洋食」!?屋台や出店で定番の一品 -

都こんぶと半熟玉子のお好み焼き

 農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた大阪府の御当地人気料理。

 小麦粉を水で溶いた生地にキャベツ、お好みの肉類や魚介類を入れて鉄板で焼き、上にドロっとした甘口のソースを塗り、お好みでかつお節、青のり、マヨネーズをかけて食べる料理。

 起源はよく伝わっていませんが、戦前から屋台で「洋食焼き」と呼ばれて親しまれており、当時1枚1銭で食べられたため、「一銭洋食」とも呼ばれていました。

 今では安くておいしい大阪の名物料理です。


都こんぶと半熟玉子のお好み焼きのレシピ

 分量:2人前
市販のお好み焼き粉 既定の量
都こんぶ3袋
キャベツ1/2個
2個
(生地用)
2個
(半熟の目玉焼き用)
紅しょうが適量
天かす適量
桜えび適量
ちくわ1本
青ねぎ
(大) 2束
豚ばら肉4枚
(100g)
かつお節
(分けパック) 2袋
山芋1/2個
かいわれ大根1袋
[A]
濃口しょうゆ100cc
煮切りみりん50cc
かつお節適量
1.
お好み焼き粉に少しずつ水を加えて少しかための生地を作る。(ホットケーキミックスぐらいのかたさが目安) 都こんぶ1/2袋を生地にくぐらせ、ごま油で揚げる。
2.
大きめのボウルに1の生地、少し太めの千切りにしたキャベツ、卵、刻んだ紅しょうが、天かす、桜えび、細かく切ったちくわ、千切りにした都こんぶ1と1/2袋を入れ、よくまぜ合わせる。
3.
2の生地を2枚分(2等分)にして180度に温めたホットプレートに流し入れる。それぞれに豚ばら肉をのせ、かつお節1袋を振りかける。5分から7分程焼いたらひっくり返し、さらに8分から10分程焼いて豚肉をカリカリにする。材料内[A]をまぜ合わせて、土佐醤油を作る。
4.
すりおろした山芋、桜えび、都こんぶ1袋をまぜ合わせ、2枚分(2等分)にしてそれぞれ両面を焼き、3のお好み焼きに1枚ずつのせる。3の土佐醤油を表面に塗り、半熟卵の目玉焼き、かつお節1袋、かいわれ大根、1で揚げた都こんぶをあしらって、土佐醤油をまわしかけ完成。
調理のコツ
生地を作る際、空気を含ませるようにまぜ合わせることを意識して下さい。キャベツを新聞紙等の上において、3時間程度乾燥させると余計な水分とんで、旨みがまします。 焼く際、低温でじっくりと、そして絶対に押さえつけず、極力触らないように。上にのせる目玉焼きは半熟で!
細川務 料理長