北海道の郷土料理(選定料理)スープカレー

- ご当地カレーの代表格。北海道産の食材をたっぷり味わえる! -

スープカレー

 農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた北海道の御当地人気料理。

 小麦粉でとろみをつけない、サラサラとしたスープ状のカレーです。ジャガイモ、にんじん、玉ねぎ、海産物をやや大きめに切った具が入り、スプーンで具をほぐしながら食します。一般的に、カレーはご飯にかけずに食べることが多いです。

 北海道は農業が盛んで野菜の生産量が日本一。また、海に囲まれていることから漁業が盛ん。北海道産の食材をふんだんに用いたスープカレーは、1980年頃に札幌で作られるようになりました。

 現在ではスープカレーの専門店が日本各地に存在し、ご当地カレーの代表格としてその名が知られるようになりました。


スープカレーのレシピ

 分量:4人前
ラード150g
[カレールー]
カレー粉70g
小麦粉60g
ナツメグ適量
ターメリック適量
ガラムマサラ適量
ブランデー大さじ1
玉ねぎ1/2個
にんにく2欠片
チキンスープ900cc
じゃがいも2個
にんじん1/2個
イカ1杯
ほたて4個
鮭切り身4切れ
むき海老4本
2個
おろし生姜少々
砂糖大さじ2
小さじ1
1.
カレー粉や小麦粉など、材料内[カレールー]をあわせ弱火で炒める。香ばしくなるまで5~6分、焦がさないように気をつける。その後ラードを入れ、ペースト状になるまで5~6分練り、カレールーを作る。
2.
玉ねぎとにんにくのみじん切りを軽く炒めたものを、温めたチキンスープに入れ、スープを作る。
3.
1のカレールーと2のスープをまぜあわせ、具を入れていく。野菜類はひと口大に切り軽く炒めておき、魚介類はひと口大に切り霜降りを行っておく。
4.
魚介類がかたくならない様に気をつけながら、2を煮込む。材料に火が通ったら、砂糖、塩、おろし生姜で味を調え、仕上げに半熟卵をのせ、いただきます。
調理のコツ
言わずと知れた、サラサラとしたスープ状のカレーです。じゃがいもやにんじん、海産物などの具をスプーンでほぐしながら味わって下さい。カレールーを作る工程で少しブランデーを入れるとまろやかな味わいになります。また市販の固形ルーでも代用可能です。その際は4欠片(120gほど)を目安にして下さい。
郷土料理ユック北の海道 渋谷店 料理長 中山